縫い工房 | 「縫い工房」布周辺の作品と制作つれづれ日記です。

dress

中学生のお嬢さんのドレスのお直しの御相談をいただきました。
出来上がり寸法の着丈から判断して、ドレス丈が長い…ということでしたが、ウエストのリボンをきちんと結び、実際に着用するときの靴を履いて立つと、ぴったり?
厳密にいえば、1~2cm長い程度。
成長期の中学生のドレスですから、どういたしましょう?
裾を切って詰めるのは簡単ですが、その後背が伸びたら、フルレングスのドレスは丈が足りなくなってしまいます。
タフタの上にオーガンジーが2枚重なっているので、目立たないところでピンタックのようにして短くするか?
上記のように、きちんと着装して、ドレスを着るときに履く靴を履いて確認することが大切です。

・・・・というわけで、お直しはしないでそのまま演奏会に臨まれたわけですが、
ここからが演奏会用のドレスの難しいところです。
フォーマルなドレスと違って、演奏会で着るドレスでは、楽器によって様々な制約があります。
今迄ご依頼いただいた演奏会用のドレスでは、ピアノの場合は、腕の動きが妨げられない物。
ヴァイオリンの場合は、腕が完全に上まで上がること、袖付きだと演奏中に右腕の動きでドレス全体が吊り上がってしまうので、袖なしかチューリップスリーブなど袖下が身頃に付いていない物。
ハープは、長袖の場合は袖口がカフスなどで固定されていて、またそこに大きなボタンが付いていないこと(演奏中に弦に触れてしまうので)と、ペダルを使うので、足さばきの良い物。
等々。
それで、件の中学生のドレスは、動きの激しい曲で、ドレスの中で足を踏ん張り、ペダルを踏むときにどうしてもドレスも一緒に踏み込んでしまうということで、親御さんが仮に丈詰めをされて演奏会に着用し、その後改めてお直しのご依頼をいただきました。
ドレスの中に、裾だけ少し広がるパニエを着装する手もありますが、中学生女子はスカートにボリュームが出るのが嫌なのだそうです。
この『中学生』というキーワードも、難しいお年頃ですね。
双子girlと共に、演奏会を聴きに参りました。
選抜された精鋭の中学生ばかり、将来の演奏家の卵たちの演奏は素晴らしく、それとは別に立ち居振る舞いがまだまだ中学生らしいところがかわいらしかったです。
ドレスもね・・・男子は黒のシャツとパンツですっきり着こなしていましたが、女子は成長期なので本当に選び方が難しいなぁ・・・・と思いました。
双子girlは、単純に
「あのドレスがいいなぁ
と言いながら演奏を聴いていましたが、私は仕事柄ドレスはじっくり拝見!
演奏はうっとり拝聴!
中学生の腕のライン(身体もだけど!)は美しいなぁ~ノーメイクでもきれい・・・髪もさらさらだわ~
とつらつら思いながら、新鮮な演奏にドキドキしました。

長々お付き合いいただいてありがとうございます

おまけは、漸く形になったカウントワークのシザーキーパー。
シザーキーパー 写真はクリックで拡大してご覧いただけます。
タッセルのヘッドは、カウチングステッチで装飾しましたが、丸いのでブリッキングが揃いませんでした。
シザーキーパーを付けていると、小鋏が行方不明にならなくてお薦めです。

関東甲信も梅雨明けしましたね。
いよいよ夏本番、皆様お身体ご自愛くださいませ。

スポンサーサイト

Category : お仕事
Posted by 縫い工房 on  | 0 comments  0 trackback

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://nuikoubou0414.blog96.fc2.com/tb.php/621-41c9d101
該当の記事は見つかりませんでした。